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新作のエコ・ファニチャーを発表 2007/11/29~12/11

2007.12.11|お知らせ

 府中の家具メーカー、土井木工㈱と若葉家具㈱は、東京西新宿のリビングデザインセンターOZONE で11月29日~12月11日に開催された 『エコ・デザイン・ファニチャー・プロジェクト展』 に、アメリカ広葉樹の特徴とも言える節や色違いなどのキャラクターマークをデザインに取り入れた魅力溢れるテーブルや椅子、チェスト、テレビボードなどを出展し、多くの来場者から好評を博し、商品化に向けて確かな手応えをつかんだ。
 両社は大川の家具メーカー3社とともにアメリカ広葉樹輸出協会のプロジェクトに参加し、人気の家具デザイナー小泉誠氏や関洋氏とのコラボレーションにより独創的かつ実用性のある家具やインテリア小物を開発した。従来、日本では節や割れ、色ムラなどは木材の欠点として扱われ、それを取り除いた素材が使われてきたが、そうした欠点を 逆に 「個性」 としてとらえ無駄なく商品に取り入れたことがアピールポイントとなる。
 このプロジェクトを企画した同協会では、北米産広葉樹のPRと利用促進を図るため2001年から様々な取り組みを行っており、数年前にはエコ・ファニチャー・コンテストが行われ府中からも多くの企業や職人が参加したが、どれも作品としての色合いが強く、ほとんどが商品化されなかった。しかし、今回は協会の支援のもとで商品開発が行われビジネスに結び付けることが狙い。
 会場では約2,000名からアンケートが寄せられ 「自然な風合なので、木そのものの温か味が伝わる」 などと好印象を与え、インテリア専門誌にも環境に優しい家具として高く評価された。これまで捨てていた木材を有効利用することでコストダウンが図れるメリットもあり、今後の需要に期待できる。2008年2月20日頃から2ヶ月間、再度 OZONE への出展が計画されているほか、インターネットでの販売や他のイベントにも意欲的に出品して需要拡大を図ることが検討されている。