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府中家具がアメリカで好評 2007/1/30

2007.01.30|お知らせ

 アメリカのラスベガスで1月30日~2月2日までの4日間開催された国際的な家具・インテリアの展示会 「ラスベガスマーケット」 に府中家具が初出品し、造りの確かさや塗装のきめ細かさに関心が集まりバイヤーやコーディネーターから高い評価を受けた。
 この事業は府中商工会議所が窓口となり、国から補助金を受けて平成18年度から実施している JAPAN ブランド育成支援事業の一環で実施したもので、佐々木木工㈱、松岡家具製造㈱、㈱松創の3社が参画し出展した。出品商品は、アメリカ市場向けに開発された和紙をデザインに採り入れたキャビネットやフトンベッド、日本的デザインの階段箪笥、鏡面仕上げのテーブルなど約20アイテムを約90㎡のブースに展示した。これに併せて視察ツアーも募集され、出展関係者やツアー客など、府中から総勢27名が現地に赴いた。
 ラスベガスマーケットの展示会は、常設展示場のワールドマーケットセンターと特設会場のキャッシュマンセンターの2会場に分かれ、期間中に約7万人のバイヤーが集まる大規模な展示会で、従来集客力のあったハイポイント国際家具展から施設等が充実しているラスベガスへと客の流れは移行している。
 大型家具の輸出は輸送コストが高くつくので反応が気がかりであったが、値段は思ったより好意的に受け止めて頂き、品質やデザイン面においては、多くの方々から “ビューティフル” や “エクセレント” とい言った最上級の賛辞をもらい、今後につながる商談が約20件もあり、全米進出に向けた確かな手ごたえを得た。
 また主催者からは、日本でこんなに素晴らしい家具が創られているとは知らなかった。今回は初出展ということもありメイン会場から遠く離れた特設会場となったが、次回は新しいトレンドを紹介するブースにスペースを確保すると同時にJAPANフェスティバル等のイベントを企画してもよいので是非続けて出展してほしいと熱いラブコールを受けた。
 今後は、初年度から協力して頂いているアメリカ在住の日本人の方に交渉役を依頼し、商談を煮詰めていく。
 国の補助金は最大3年間継続可能で、府中商工会議所では来期3年目も取り組むよう準備を進めており、次年度は7月と来年1月の年2回の出展を計画し、全米での市場を確立させたいと意欲をみせている。