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ニューヨークで府中家具の展示会開催 2009/1/25~28

2009.01.28|お知らせ

 府中商工会議所が平成17年度から取り組んできたJAPANブランド育成支援事業のフィナーレを飾るイベントとして、1月25日から28日までの4日間、ニューヨークマンハッタンの中心地五番街にある 「フェリシモ・デザイン・ハウス」 で府中家具の展示会を開催した。
 この事業に参加している、佐々木木工㈱、松岡家具製造㈱、㈱松創の3社は、これまで同事業で3度ラスベガスの家具展に出展した経験はあるものの、個展の開催は初めてで、見知らぬ遠い地で顧客を呼び集めることは大変であったが4日間で1,000人を超える来場者が訪れ、府中家具の洗練した美しさや技術の精巧さを大勢にアピールすることが出来た。
 未曾有の経済危機のさなかで、しかも円高でもあったので出展のタイミングは良くなかったが、この事業を通じて現地で新たにデザインーなどの人脈や販売面でのパートナーが出来るなど収穫の大きい事業だったと言える。業界にとっては、府中家具が海外に向けて積極的に事業展開している様子が大々的にマスコミに報じられ、そのPR効果は計り知れないものがある。
 今後は国からの補助金は無くなるが、4年間この事業で培ってきたノウハウを生かし、各企業が独自の力で海外展開を目指すことになる。3社が進む方向性は様々であるが、どの会社も海外進出には意欲的で、今年10月のハイポイント家具展に出展を計画している企業やヨーロッパ、ロシアへ拠点構築を狙う企業など、これからが本格的なスタートになりそうだ。

レセプションで櫻井総領事大使が挨拶
展示会の二日目の1月26日夕刻にはレセプションが開催され、会場には関係者のほかバイヤー、デザイナーなど556人が出席。
 来賓として在ニューヨーク領事館から櫻井本篤大使にもご臨席を賜りスピーチをして頂いた。場内では、いたる所で会話や商談が繰り広げられ終始なごやか且つ賑やかな雰囲気に包まれていた。

 

佐々木木工株式会社
ニューヨーク在住の女性デザイナーと女性建築家がデザインし、貝や和紙を取り入れたテレビボードなど5点を出展。

 

 

 

 

松岡家具製造株式会社
扉の表面をキャンバスに見立て、「ちぎり絵」のように模様や木目を美しく表現し、「和」をテイストにしたシリーズ6点を出品。

 

 

 

 

株式会社松創
高級材「マドレーナ」を使い、アールデコ調のジュエリーボックスや、紫や緑の色漆を贅沢に使ったジャパニーズモダンな商品、10点を出品。

 

 

 

ニューヨークの個展に参加して (寄稿 府中家具工業協同組合 理事長 高橋 正美)
 当初3年だったJAPANブランド育成支援事業の1年延長が認められ、事業の最終年度にして念願であったニューヨーク出展が実現し、搬入・搬出を含め9日間の展示会に、出展3社と関係者8人の一員として参加いたしました。
 会場となるフェリシモは、五番街のティファニー近くの一等地にあり、4階建ての小ぢんまりとした歴史的な建物でドアマンが丁重にお客を迎えてくれます。
 3社とも会社を挙げての自信作を展示し、富裕層の人々に大変好評を得ました。アメリカは日本の家具に対する認識がまだ低いようですが、アメリカンドリームの国、高額所得者は日本より多いと思います。すべての国を受け入れる寛容な国でもあり、多種多様な人種が生活しています。所得によって住む場所も違いますので格差も大きく、何を作ってどの様な方法で誰に売るのかというしっかりとした戦略が必要です。国際化の時代、国内の市場は小さくなる一方ですが、世界の市場はやり方次第では大きくなります。遠い夢の国アメリカが身近な国となり、夢見る「チカラ」がある限り、ニューヨークをはじめとしたアメリカ進出は夢ではないと感じました。